PCLで点群処理

PCLで点群処理したあれこれを書いていきます。

Virtual Box+Lubuntuインストール

目的

Windows8にVirtual Boxをインストールし、その上でLubuntu14.04を動かす

  

はじめに

点群処理に使用するPCL(Point Cloud Library)は、Windowsでも使用可能である。

しかし、導入に非常に手間がかかるため、UbuntuLinux上で使用すると便利である。

WindowsLinuxデュアルブートという手もあるが、パーティション管理の手間や、失敗時のデータ消失リスクを考慮すると、推奨できない。

そこで、Windowsで仮想的にOSを動かせるVirtual Boxを用い、Linuxをインストールする。

 

Linuxには複数種類がある中で、初心者に比較的優しい(易しい)Ubuntuを基本的にはお勧めしたいが、若干動作が重い嫌いがある。

そこで、今回は軽量なUbuntuとでも言うべきLubuntuの日本語版(非公式)をインストールする。 

 

本 筋

①Virtual Boxをダウンロードする。

Oracle VM VirtualBox - Downloads | Oracle Technology Network | Oracle

②Virtual Boxをインストールする。(特別な設定は不要)

③Lubuntu(非公式日本語版)をダウンロードする。

Ubuntu 14.04 非公式最新アップデート日本語ISO Lubuntu Xubuntu kumasan

④Virtual BoxにLubuntuをインストールする。

WindowsのVirtualBoxにUbuntu 13.04をインストールしてみた -VirtualBoxの使い方

※リンク先はUbuntuのインストールですが、重要なのはVirtual Box側の設定であり、Lubuntu自体のインストールは、画面に従うのみ。

※PCLでどの程度重い処理をするかにもよるが、メモリは4GB、HDDは20GBくらいあると良いか。

⑤PCLをインストールする。

Prebuilt binaries for Linux - Point Cloud Library (PCL)

 

まとめ

 基本的にはマニュアル通りにすすめるだけなので、1時間もかからずにさくっと終わるはずである。

 

補 足

・それでもVirtual Boxの動作が重い場合、以下の設定をいじると良いらしい。

  • I/O APIC 有効にする
  • ビデオメモリーの最大値をあげる裏技
  • 3Dアクセラレーションを有効化

Windows環境でのVirtualBoxのインストール手順 thanks @monochromegane · GitHub

Wi-Fiを使用していると、デフォルト設定ではインターネットに接続できない可能性があるため、以下を参考に設定する。

無線LANとVirtualBox Host-Only Networkをブリッジ接続しよう:アシマネくんのほんわか日記:So-netブログ