PCLで点群処理

PCLで点群処理したあれこれを書いていきます。

【論文100本ノックの8】曲率を用いた 3 次元顔モデルの解剖学的特徴点位置推定

1 目 的

点群に関する研究論文を読み、点群処理に関する知識を得るとともに、新たな研究のための気づきを得る。

 

2 はじめに

 前回、学生レベルのペーパーを読み、思いの外基礎知識の習得に有効であると気づいた。特に全国大会は腕試しとして多くの学生が投稿するので、Google Scholarに「全国大会 点群」と入れると、大量に読みやすい論文が出てくる。

 100本計画の8本目として、和文2ページの本論文を読む。

 

3 対象論文と要約

3.1 対象論文

井芹大智, 矢原弘樹, 西原清一, 福井幸男, 持丸正明, & 河内まき子. (2003).

筑波大学等)

曲率を用いた 3 次元顔モデルの解剖学的特徴点位置推定.

第 65 回情報処理学会全国大会, 5A-05 Mar.

https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_action_common_download&item_id=169195&item_no=1&attribute_id=1&file_no=1

3.2 研究概要

(社会的ニーズ)

人手によらない身体寸法を測り、オーダーメイド品のような身体適合性の良い製品を製造するニーズがある。

(提案)

3次元顔モデルから、曲率情報を利用し、製品設計に必要な解剖学的特徴点の位置推定法を提案する。

  

4 出現用語

・曲率

・曲率半径

・主曲率/副曲率

5 おわりに

 「てにをは」や図番号の間違い、文章構成の未熟さなど、論文自体が読みづらいということに目を瞑れば、話はシンプルで分かりやすかった。

 特に、社会的ニーズの部分は、様々な趣味の人間が集まる学生ならではの話題が出てくるので、興味をもって数をこなすことができる。

 

6 今後調査したい事項

 ・3次元点群の社会的ニーズ

 

7 参考文献

 なし。