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PCLで点群処理

PCLで点群処理したあれこれを書いていきます。

【論文100本ノックの91】レーザスキャナ・デジタル写真測量併用型計測システムの開発

1 目 的

 点群に関する研究論文を読み、点群処理に関する知識を得るとともに、新たな研究のための気づきを得る。

 

2 はじめに

 100本計画の91本目として、和文2ページの本論文を読む。

 

3 対象論文と要約

3.1 対象論文

レーザスキャナ・デジタル写真測量併用型計測システムの開発

横山大, and 斎藤博志 日立プラント建設、日立プラントシステムエンジニアリング

第 66 回全国大会講演論文集 2004.1 (2004): 85-86. 2004

https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_action_common_download&item_id=169685&item_no=1&attribute_id=1&file_no=1

3.2 研究内容

(社会的・技術的ニーズ)

 プラント据付工事での計測合理化等に、レーザスキャナ計測の適用拡大のニーズがある。

(提案手法)

 レーザスキャナとデジタル写真測量を併用したハイブリッド型計測システムを開発する。

3.3 従来の問題点と解決法

・従来手法では、機器設置が困難な箇所や狭隘部で計測ができず、モデリングを効率的に行うための情報が少ないため、適用拡大には多くの問題点がある

→レーザスキャナとデジタル写真測量を併用する

3.4 提案手法

 デジタル写真測量情報と点群データから「擬似中心投影画像」を仮想空間内に作成し、点群データと撮影画像の自動対応付けを行うことで色付き点群データの作成を行った。

3.5 検証実験

 提案手法を適用した。

(1)死角部分計測結果

 レーザスキャナとの誤差は8m以内で最大±10mm程度であった。

 レーザスキャナ計測死角部分に適用した。

(2)色付き点群データ作成結果

 色付き点群が作成できた。

3.6 今後の検討

・開発したシステムの適用範囲の拡大

4 出現用語

  

5 おわりに

 本論文はKinect以前のものだが、色付き点群の作成については、Kinect登場以来、実用レベルに到達したという認識が広がったせいか、あまり新規の研究がない気がする。

 時代を重ねるごとに新しい技術が普及し、古い基礎的な技術を全く意識しなくてよくなることは、ユーザーとしては非常に良いことだが、研究者や開発者にとっては、実感のないまま基礎技術を勉強しなくてはならず、かえって古い技術のほうが難解に感じることがある。

 特に情報系分野は進歩が早く、この傾向が顕著であるように思う。

 肝要なのは、いきなり中途半端に古い技術に手を出さず、最も古い技術から追いかけるか、理解できる新技術から遡っていくことのように思う。

 

6 今後調査したい事項