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PCLで点群処理

PCLで点群処理したあれこれを書いていきます。

【論文100本ノックの95】ブラウン運動による複雑曲面の衝突ループ検出

1 目 的

 点群に関する研究論文を読み、点群処理に関する知識を得るとともに、新たな研究のための気づきを得る。

 

2 はじめに

 100本計画の95本目として、和文2ページの本論文を読む。

 

3 対象論文と要約

3.1 対象論文

ブラウン運動による複雑曲面の衝突ループ検出

城良友, 田中覚, 仲田晋, 木村彰徳, 長谷川恭子, 岡将史, & 柴田章博 立命館大学

情報処理学会第 67 回全国大会, 4, 2. 2005

https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=171448&item_no=1&attribute_id=1&file_no=1&page_id=13&block_id=8

3.2 研究内容

(社会的・技術的ニーズ)

 形状モデリングやCGにおいて、3次元曲面の衝突を検出・可視化することがしばしば要求される

(提案手法)

 確率的な一様探索を行うことで、他の陰関数曲面との交点を検出し、散在する多数の衝突ループを可視化するとともに、本手法を応用して複雑な等高線も可視化できることを示した

3.3 従来の問題点と解決法

・複雑な陰関数曲面同士が衝突している空間では、多くの衝突ループが散在しており、それらをもれなく探索・検出することは難しい

→確率過程サンプリング法を用いて検出・可視化し、等高線を描画する

3.4 提案手法

(1)確率過程サンプリング法

 陰関数曲面上でのブラウン運動をシミュレートし、その軌跡上に点を生成することで、陰関数曲面を高速・精密にサンプリングする

(2)衝突ループ検出

 確率過程サンプリング法に基づき、陰関数曲面の衝突ループを検出・可視化する

3.5 検証実験

 提案手法を、スタンフォードドラゴンに適用した。

 曲面上での一様な確率的探索により複雑な陰関数曲面の全ての衝突ループを検出し、精密に描画できることを示した。

 また、複雑な陰関数曲面の等高線を精密に描画できることを示した。

3.6 今後の検討

 なし。

4 出現用語

  

5 おわりに

 点群の研究成果を発表する際、最も悩ましい問題の1つに、「図をどう見せるか」がある。

  点群は3次元であるが、論文に載せることができる画像は2次元であるため、どうしても意図どおりに伝えることが難しい場合がある。

 3次元形状を2次元画像でわかりやすく伝える方法の1つとして、3次元モデルに投稿線を引くという方法がある。

 本論文の内容を正確に理解したわけではないが、有用とのことなので、要すれば使ってみたい。

6 今後調査したい事項