【論文100本ノックの62】私の研究開発ツール―第 20 回―3 次元モデルデータベース
1 目 的
点群に関する研究論文を読み、点群処理に関する知識を得るとともに、新たな研究のための気づきを得る。
2 はじめに
100本計画の62本目として、和文5ページの本論文(記事)を読む。
3 対象論文と要約
3.1 対象論文
私の研究開発ツール―第 20 回―3 次元モデルデータベース
Laga, Hamid, and 高橋裕樹 東京工業大学、電気通信大学
The Journal of The Institute of Image Information and Television Engineers 63.2 (2009): 194-198. 2009
3.2 研究内容
(社会的ニーズ)
3Dモデリングソフトの低廉化により、広範な応用分野に膨大な3次元モデルデータベースが存在するようになってきた。
(提案)
既存の3次元モデルデータベースの紹介と初学者にとって有益な利用法の説明
3.3 ツールの概要
(1)3次元モデル検索エンジン
ア 3次元モデルデータベース
記事内表中に10件まとめられている。
イ 3次元モデル検索システム
記事内表中に5件まとめられている。
(2)3次元モデルの再利用
目的どおりのモデルが得られなかった場合、以下の手法で目的のモデルを得ることができる
ア 概ね目的に沿ったモデルを見つければ、色やテクスチャなどを修正
イ 目的のデータがなければ、複数のモデルの部分同士を組み合わせる
ウ 3Dスキャナで点群を得る。不完全でも点群処理技術により対処可能
4 出現用語
5 おわりに
CUDAに続き、同じ著者による3次元モデルデータベースの紹介記事。
点群処理分野では、スタンフォード兎が有名だが、より特定の物体の点群を使用したい場合、CGデータから点群化するなどの対処が必要である。
最近では、UnityやUnreal Engine等のゲームエンジンにより、ゲーム制作が一般化し、これにともなってモデルデータベースも極めて多数存在するようになった。
本記事は8年前のものであり、現在は状況が様変わりしているため、同じ内容の最新記事があれば読んでみたい。
6 今後調査したい事項
「私の研究開発ツール」シリーズ