【論文100本ノックの63】私の研究開発ツール―第 54 回 ―MATLAB で 3 次元映像処理を効率化
1 目 的
点群に関する研究論文を読み、点群処理に関する知識を得るとともに、新たな研究のための気づきを得る。
2 はじめに
100本計画の63本目として、和文3ページの本論文(記事)を読む。
3 対象論文と要約
3.1 対象論文
私の研究開発ツール―第 54 回 ―MATLAB で 3 次元映像処理を効率化
藤井俊彰 名古屋大学
映像情報メディア学会誌: 映像情報メディア 65.12 (2011): 1726-1728. 2011
3.2 研究内容
(社会的ニーズ)
3次元映像技術は、様々な分野への発展が期待される
(提案)
3次元映像とMATLABの適用例の概要を述べる
3.3 ツールの概要
(1)3次元映像撮影システム
多視点カメラが一般的。
後の作業の円滑化のため、幾何学的位置補正や色補正が必要。
(2)3次元映像の生成手法
カメラから得られたデータではデータ不足のため、補間の必要がある。
CGレンダリング手法を用いた幾何モデルベース法や、画像の画素値等に着目するイメージベース法などがある。
(3)MATLABとの関わり
・多視点画像の位置合わせ
・多視点動画ビューア
4 出現用語
5 おわりに
MATLABを用いた3次元映像(多視点連続画像)に関する記事。
点群研究者にとっては、多視点画像と聞けばSfM等によって点群を取得することを想像する。
本記事でも、位置合わせ用特徴点群についてわずかだが記されている。
点群処理で統計的/数学的なデータ解析を行う際には、本記事のようなMATLAB連携も視野に入るかもしれない。
6 今後調査したい事項
「私の研究開発ツール」シリーズ