【論文100本ノックの69】私の研究開発ツール―第 63 回― Kinectを用いた画像処理プログラミング(1)
1 目 的
点群に関する研究論文を読み、点群処理に関する知識を得るとともに、新たな研究のための気づきを得る。
2 はじめに
100本計画の69本目として、和文5ページの本論文(記事)を読む。
3 対象論文と要約
3.1 対象論文
私の研究開発ツール―第 63 回― Kinectを用いた画像処理プログラミング(1)
松井勇佑 東京大学
映像情報メディア学会誌: 映像情報メディア 66.9 (2012): 766-770. 2012
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009579288
3.2 研究内容
(社会的ニーズ)
なし。
(提案)
学部1・2年を対象にしたKinectプログラミングの内容を紹介する
3.3 ツールの概要
(1)環境構築、画像表示
Visual Studio, Kinect for Windows SDK, OpenCVの設定を学生にさせ、簡単な画像を表示させる。
(2)KinectからRGB画像とデプス画像を表示
(3)光学迷彩
手前の人物画像に、背景(らしき画像)を重ねる。
(4)自由課題
(3)を引き続き行うか、最終課題について考える
4 出現用語
5 おわりに
プログラミング未経験者である受講生に対してどのような実験を提供したか、ソースコードも含め丁寧に解説されている。
学生実験の内容を考える際、「教えたい内容」はもちろんだが、「学生のレベルに合わせた内容」「学生の興味を引く内容」を考えるのが、最終的な成否に直接関わってくる。
本稿は「攻殻機動隊」に出てくる「光学迷彩」をモチーフにしている。
「攻殻機動隊」は個人的に好きだが、やや古い作品であり、現在の学生の知名度は低く、訴求力も低いだろう。
現在なら、「ソードアート・オンライン」をモチーフにし、Oculus+Kinectなどがウケそうである。
6 今後調査したい事項
後編