【論文100本ノックの5】3D-Hough 法を用いた屋内空間の三次元平面形状の検出
1 目 的
点群に関する研究論文を読み、点群処理に関する知識を得るとともに、新たな研究のための気づきを得る。
2 はじめに
前回、応用分野の論文が読みやすかったので、今回も応用分野の論文を読む。
100本計画の5本目として、和文2ページの本論文を読む。
3 対象論文と要約
3.1 対象論文
安斎達也; 藤田悟.(法政大学) K-010
3D-Hough 法を用いた屋内空間の三次元平面形状の検出
(マルチメディア・仮想環境基礎, K 分野: 教育工学・福祉工学・マルチメディア応用).
情報科学技術フォーラム講演論文集, 2012, 11.3: 553-554.
3.2 研究概要
<社会的ニーズ>
現状、フィジカルなライフログ取得には専用機器が必要であり容易でないため、専用機器不要な取得法に関するニーズがある
<提案手法による解決>
最終目的は、正確な3次元空間マッピングと人物認識による人物行動ログの取得。
その事前条件として、壁や天井を正確に認識する手法である3D-Hough変換の実装実験を行った。
4 出現用語
・3D-Hough変換
5 おわりに
ノックの2では、メッシュの拡大という方法で平面を推定していた。
一方、本論文では、3D-Hough変換という数学的手法で平面推定をしている。
直接の比較はされていないが、おそらく相対的に、前者は高速だが低精度、後者は高精度だが低速と思われる。
利用局面により求められる技術も異なるため、幅広い選択肢を知る必要がある。
6 今後調査したい事項
平面抽出の各手法の比較
7 参考文献
なし。